第7話 健康オタク

信号機


ドラッグストアという場所は、心身ともに未発達な中学生にとって、
実に誘惑の多い魔法の館である。
スポーツ飲料に「トップアスリートの君へ」 と書いてあれば、
自分のことだと感じてしまうし、 ヘアワックスに「スタイル、 完ペキ!」と
書いてあれば、 つい手を伸ばしてしまうのである。
しかも、 その魔法のアイテムは、 お手頃価格で手に入る。
買った時点で、 気分は トップアスリートであり、 スタイル完ペキ に変身する。

だが、 ハルキはひとつ気に入らないことがあった。
それは、 彼がいつも買うサプリメントが、 常にダイエットコーナーに配置されているからだ。
男子中学生が、 ダイエットコーナーで長く立ち止まるには、 かなりの勇気がいる。
本当はあらゆるサプリの効果を吟味して、 最も希望に近いモノを購入したいのだが、
隣の棚に人の気配がしただけで、 そそくさとレジへ向かうハメになる。
さらに、 ハルキが購入したい カルシウム の表示は、 「イライラ防止」、
「骨粗しょう症予防に」 としか書いていないのも、 気に入らなかった。
新しいサプリが出るたびに 「成長促進」 とか、 「身長が伸びます」
という表示が出ていないか、 確認するのだが、未だかつてそのようなサプリに出会ったことはない。
ダイエットに関するサプリは、 あらゆるニーズに応えて品数が豊富なのに対し、
男子学生の大半の悩みである 身長を伸ばす というサプリが、ひとつもない。
これは、 身長の低さを気にするハルキには、 大きな疑問であり、 世の中の理不尽を感じる瞬間でもある。
仕方なく、 いつものサプリ 「骨ほね ・ カルシウム」 と 「カロリーマイト」 をレジに運ぶ。
なんとなく、 この組み合わせが、 身長を伸ばすのに最も効果的に思えるのだ。

レジの側まで行くと、 ハルキが入店した時からずっと同じ場所にいる中学生が、
まだコスメの棚とにらめっこしていた。
サプリを買う前に、 他の買物もしていたので、三十分以上は経過しているはずだ。
優柔不断というか、トロいというか …… 奈緒だった。
彼女は三十分かけて数多くの整髪料のなかから、 ひとつのメーカーを選び出していた。
スタイルがキマル上に、 トリートメント効果もあるそうだ。
「これはイケる!」 と思ったのも束の間、 さらにその整髪料は3種類の効果に別れていた。
「朝 ・ ツルッ ・ キマル」、 「朝 ・ フワッ ・ キマル」 と 「朝 ・ キラッ ・ キマル」 の三種類だ。
要は、髪を「ツルツル」 にしたいのか、「フワフワ」 にしたいのか、
「キラキラ」 にしたいのかを問われている。
けれど、 全部したいのが女心というものだ。
ツルツルで、 フワフワで、 キラキラの前髪を夢見てしまうのである。
「どうしよ〜」 と顔を上げると、 ハルキがレジに立っていた。

とっさに、 奈緒はようやく選び出した三本のボトルを棚に戻した。
悪いことをしているワケでもないのに、マズイと思ってしまう。
キレイになるために努力している姿を、 異性に見られるのは、 やはり恥ずかしい。
知り合いとなると、なお更だ。
同様に、ハルキはレジの店員が、 「例のサプリ」 を袋に入れるのを、 固唾を呑んで 見守っていた。
一刻も早く、奈緒に見られる前に、 「骨ほね ・ カルシウム」 をカバンにしまいたかったのだ。
彼の場合、 キレイになるためではなく、 身長を伸ばすための努力だが、
コンプレックスを克服しようとしている点で、 状況は同じだった。
お互い、 視線がすれ違いながらも、 たぶん気づいているだろうと、 わかっていた。
本当は見てみぬフリをしたいところだが、 ここで気づかないフリをする方が不自然だ。
いつも愛用している サプリ を、カバンに投げ込んだところで、 奈緒が声をかけてきた。
「ハルキ君、今、帰り?」
「ああ」
お互い、 今、 存在に気づいたように演技する。
「ハルキ君、すごいよね。 トレーニングだけじゃなくて、こういう事にも気を使っているんだね」
単に奈緒は、ハルキがスポーツ飲料の類を買いに来たと思っていた。
だが、内心ハルキはギクリとした。
トロいはずの彼女が、勘づくはずがないと思いつつ、
真剣にサプリを吟味している姿を見られたかも …… という疑惑も浮上する。
マズい。
自分が健康オタクだとバレてしまう。
奈緒にバレるのは、 どうでもよかった。
しかし、 真嶋トオル、 ヤツだけには、 自分が身長の低い事を気にしていると、 絶対に知られたくなかった。
負けたくないと思っている相手に、 自分の弱点を喜んで見せる人間はない。
ハルキは強引に話題を変えた。
「おまえ、真嶋と仲いいよな」
今度は奈緒がギクリとした。
彼女は、 パックリと割れた前髪をトオルに見られないよう、 今日一日ずっと気をつけていた。
なるべく正面からではなく、 横、 もしくは下を向いて過ごしていた。
そして、 こういう事が 二度と起こらないよう、 ドラッグストアに 駆け込んだのだ。
寝坊しても、 瞬時に前髪がキメられる整髪料を探して。
ハルキのひと言は、 その心理を見透かしているかのようだ。

「仲がいい」 のフレーズに、 過敏に反応しながら、 奈緒がしどろもどろで答える。
「あ、あのね 、それはね、 真嶋君は、肉だんご好きでね。 一緒にいるとね、なんか元気が出るっていうか。
私も、このままの自分でいいのかなって、 思ったり出来るんだよ …… 」
やはり奈緒は切羽詰ると、 無駄な思考のみならず、 余計なことまで言ってしまうらしい。
ハルキは黙って聞いていた。
相手に黙られると、 余計に話さなければと思ってしまう。
「なんか、 自然の中で育つとあんな風になるのかな。
一緒にいると、私も自然体になれるっていうか、その …… 」
ここまで言わなくてもよかったのに、 と言った後から後悔した。
理由はわからないが、 ハルキはトオルと敵対しているのだ。
ここでのトオルを評価する発言は、 ますますハルキとの距離を遠ざける。

「そうかもな …… 」
ハルキから意外な答えが返ってきた。
「ハルキ …… 君 …… ?」
不思議に思いながらも、 奈緒は思い切って、 昨日からの疑問を投げかけてみた。
「ハルキ君は、 真嶋君のこと、キライ?」
「さあな」
ハルキはぶっきらぼうに答えた。
「でも、真嶋君の前だと、別人みたいだよ」
奈緒の勇気では 、ここまで言うのが、限界だった。
「別人」 と言ったが、本当はイジワルになると言いたかった。
しばらく沈黙が続いた後、ハルキがボソッとつぶやいた。
「不自然だから …… 俺」
「え?」
「物心ついた頃からテニスの練習ばかりで、 普通の子供がするような遊びを、 やった事がないんだ。
友達と遊んだ記憶もない」
遠くに視線を移しながら、 ハルキが淡々と話し始めた。
「友達は、 うちのテニスクラブのトレーナーとかで …… こういうの友達って言わないか。
毎日、毎日、父さんが作ったトレーニングメニューこなして。 今日だって、帰ってから練習だ」
「テニス …… キライなの?」
「いや、テニスは好きだと思う …… たぶん。 強くなりたいと思っているし、その為には、練習も苦にならない。
父さんのメニューは完璧だし、何の問題もない。 だけど …… 」
奈緒はハルキの次の言葉を待った。
彼は言葉を捜しているようだった。
自分の言葉で何か言おうとしている様で、決してさえぎってはいけないと思った。

「自然環境での基礎トレーニングは 運動能力、 精神力だけでなく、
免疫力もつけられるというのが、 真嶋の父親の理論。
アイツはその理論どおりだ。 ヤツといると、テニスしか知らない自分がバカに見えてくる」
ハルキが苛立つ原因は、 ここにあった。
「そ、そんな事ないよ。 真嶋君は育った環境が、ちょっと特殊っていうか …… 」
「無菌培養で育てられた野菜と同じなんだよ、俺。 だから ……」
ハルキから次の言葉は聞けなかった。
けれど奈緒は、 わずかでも彼の本音が聞けて、 ホッとしていた。
「ハルキ君、 いじわるじゃなかったんだ。 トオルを嫌いなワケでもない …… たぶん」
急に、ばつが悪くなったのか、ハルキが強い口調で言った。
「今の話は、忘れろよ。 テニスに挫折したオマエに言うなんて、俺、どうかしてる」
奈緒は、いまの毒舌は照れ隠しだと知っていた。

「ハルキ君、ちょっと待ってて」
ドラッグストアに戻ると、 奈緒は 「朝 ・ フワッ ・ キマル」 のボトルを手にして、 店から出てきた。
「あのね、私ね。 おでこのところに、ツムジがあってね。 前髪がなかなかキマらなくて。
良さそうでしょ、コレ!」
出来るだけ明るく振舞いながら、 ハルキに 「朝 ・ フワッ ・ キマル」 を見せた。
初めて弱音を吐くハルキを前に、 自分も、 悩みがあると知らせたかったのだ。
例え、その悩みのレベルが違うとしても ……
「おまえ、言動が真嶋に似てきたぞ」
ハルキが怪訝な顔をして、 こちらを見ている。
「右脳しか使ってないだろう」
「そ、そうかな?」
残念ながら、ハルキの 「真嶋に似てきた」 発言は、 誉め言葉ではない。
彼の元気が出るようにと思ったのだが、 無駄に終ってしまった。
けれど 「少しは役に立ったかな」 と思えていた。
なぜなら、帰り際にハルキは奈緒に、こう言ったのだ。
「そんなにおかしくないよ、前髪 …… 」

ハルキの家の日高テニスクラブは 、駅を挟んで学校と反対側の小高い丘の上にある。
学校からの帰り道、 丘の上から夜景を見るのが、 ハルキの唯一の楽しみであり、 自由時間だった。
遠くの灯りに目をやりながら、 あの家ではそろそろ楽しい夕食が始まるのだろう、
あの公園はまだ遊んでいる子供がいるのかな、と想像していく。
そうする事で、自分も同じ体験をした気分になる。
小さい頃から、遊びの時間をテニスの練習に費やしていた彼は、 このわずかな時間だけが、
普通の子供に戻ることを許されていた。
時間は十五分と決めていた。
父親から、気分転換は十分までと言われているが、 これはハルキのささやかな反抗でもあった。
十五分が過ぎ、 家路へと向かう。
いつもと同じ、トレーニングメニューをこなす為に。

「おっかえり〜!ハ ・ ル ・ キ!
遅かったじゃねエか。 ナンパでもしてたのか?」
トオルの声だった。
「な、 なんで、 オマエがここにいるんだよ!?」
「へへっ! オレ、バイト。 ほれ、これ見てみ」
トオルは得意げに、 首から下げているダンボールの看板を指差した。
「コートの後片付け、 ボール拾い、 ラケットの整理・整頓なんでも100円で引き受けます。
by 日高オーナーの甥 ・ トオル」 と書かれている。
ハルキは唖然とした。

「おまえ、いつから俺の従兄弟になったんだよ。 それに、中学生はバイト禁止だろうが!
だいたい、この事、父さんは知ってんのか?」
驚きが怒りに変わっていた。
「いや、内緒だ。 これはあくまで、トレーナーとオレの契約だから」
「そうじゃなくて 、俺が言いたいのは …… 」
「だいじょうぶだ。 あと二百円で目標達成だから、 そしたら帰るって」
「だから、そうじゃなくて …… 」
「あんまりカリカリするなって。 ハルキ、おまえカルシウム足りねえんじゃねえか?」
カルシウムという言葉を聞いて、内心ギクリとした。
カバンにはまだ、 「骨ほね ・ カルシウム」 が入っているのを忘れていた。
万が一、 何かの拍子に、 トオルにカバンの中身を、 見られでもしたら。
奇想天外、 予測不可能な行動に出るのが、 トオルである。
いま現在、 自分の手中にあるカバンが、 絶対安全圏にあるとは限らないのだ。
ここはあっさり引き下がる方が懸命だ。

クラブハウスの裏手の自宅に帰るまで、ハルキは怒りを堪えていた。
そして、家に入るやいなや、その怒りを父親にぶつけていた。
「なんで、アイツがここにいるんだよ!?」
「へえ、誰のことだ?」
「トボけんなよ。 知っているんだろう、トオルがここで、バイトしているって。
アイツ、自分が怪しまれないよう、父さんの甥だって言ってるぜ!」
「ああ、アレね。 たかだか百円の事だ。放っておけって」
日高の返事を耳にした瞬間、 ハルキの怒りが、最高潮に達した。
「なんで、なんで、アイツばっかり自由なんだよ!」
そう言うなり、ハルキは勢いよく家を飛び出していた。
学校でのコーチとしての日高が、 トオルを好きにさせておくなら、 ここまで怒りはしなかっただろう。
だが、ハルキの父親としての日高が 「放っておけ」 と言ったのには、 どうにも我慢がならなかった。
子供の頃から、父親に管理されて育ったハルキにとって、 日高の 「放っておけ」 は、
イコール 「アイツはだいじょうぶ」 であり、 自分よりもトオルを信頼しているかのように聞こえていた。
ドラックストアで、奈緒に言おうとした言葉が蘇る。
「無菌培養で育てられた野菜と同じなんだよ、俺。 だから…… 」
続きはこうだった。
「だから、弱いんだ。 トオルのように強くなりたい」と。

日高は狼狽していた。
ハルキがあのような、 反抗的な態度をとった事はない。
知らないうちに、 自分と息子の間に溝が出来ていたのだろうか。
昔から彼は 「いい子」であり、 「いいプレイヤー」 だった。
普通の親子から見れば、少し特殊な関係ではある。
しかし、お互いの信頼があればこそ、 両方の関係を両立できるという確信があった。
冷静に状況を考えてみる。
部員とコーチというスタンスでは、 何も問題はなかったはずだ。
日高は多くのプレイヤーを育てているし、その経験から問題が起きたとしても、すぐに察知できる能力があった。
では、息子と父親となると、どうだろう。
答えられなかった。
彼も父親の経験は初めてなのだから、 答えが出なくて当然なのだ。
だが、日高は父親として答えが出せない自分に、うろたえていた。
そして、答えが出ないまま、 ハルキの後を追って外に出た。

テニスクラブは山奥で育ったトオルにとっては、 未知の場所だった。
たくさんのコート、 数え切れないほどのボール、 見たこともないトレーニングマシーン、
それにプールにサウナ、ジャグジーまである。
テニスコートの他にも、体育館の中に更にテニスコートがあるのも不思議だった。
インドア・テニスコート、 つまり雨天での練習や、夜のトレーニングで使用したりもするが、
トオルにとっては、ただの贅沢にしか見えなかった。
中を覗くと、ハルキがひとりで壁打ちの練習をしていた。
無駄のないきれいなフォームは、 今日見たばかりの滝澤のフォームに勝るとも劣らなかった。
自然と背中のラケットに手が伸びる。
自分でも気づかないうちに、 トオルはハルキのフォームを見ながら、 素振りの練習をしていた。
何度も、 何度もやってみたが、 同じようになっていないのは、自分でもわかった。
しかも彼は動いているボールを打っている。 にもかかわらず、フォームが崩れないのだ。
今日、千葉に教わったことを思い出しながら、もう一度やってみた。
その時、誰かが後ろから声をかけた。
「テイクバック …… ラケット引いた時に、 利き足が軸になるよう意識しながらやってみろ」
日高だった。
「げっ、ヤベえ!」
とっさにポケットにあった百円玉10枚を握り締めた。
これだけは、日高にとられるわけにはいかない。
稼いだ金額は、トータルで二千円だったが、 ひとまず死守しなければならない金額は千円だった。
小学生の頃から、アルバイト人生を送っているトオルは、 いつも非常時の為の金を多めに稼ぐようにしている。
ヘソクリというヤツだ。
「安心しろ。 たかだか千円や二千円で、ガタガタ言うつもりはない」
「おっさん、知ってたのか?」
「どうせ、唐沢にでもカモられたんだろう?
ったくアイツも、いつになったら、目が覚めるんだか」
全てお見通しのようだった。
「いや、オレが自分で決めたことだから」
「そうか。まあいい」

さっきの壁打ちは、ウォーミングアップだったらしい。
ハルキが、トレーナーと試合を始めるようだ。
トオルにとっては、生まれて初めて「生で見る試合」だった。
審判から知らない言葉がたくさん出てきて、 ルールもよく知らないが、
それでもハルキが強いというのだけは、 ハッキリとわかった。
「なあ、おっさん。 テニスって、どうなったら勝ちなんだ?」
「簡単に言えば、 ボールを相手が返せなきゃ勝ちだ」
「ふ〜ん、簡単だな」
「ああ、簡単だ」
ふたりとも、視線は試合の方に向いていた。

トオルは、ハルキのフォームを真似ているうちに、少しずつ、タイミングが掴めてきたようだ。
日高が更に続ける。
「相手が返せないボールをいかにして打つか …… ショットの強弱、 コースコントロール、
スピンをかけるにしても …… まあ、これ以上は、 まだ、わかんないか。
つまり、ルールの範囲で工夫して、相手が返せないボールを考えながら打つ。 ここが腕の見せどころだ」
「おもしろそうだな」
「ああ、おもしろい」
「けど、なんでハルキは、苦しそうなんだ?」
トオルに言われて、 日高はハルキの表情を改めて観察した。
確かに、体力的には余裕があるはずなのに、
思ったようなプレーが出来ていないのだろう、 息子の表情は曇っていた。

「オマエは、いい目をしているな。 やはり血は争えんか」
日高は昔の龍之介の姿をトオルに重ねていた。
瞬時に本質を見抜く直感と洞察力。
天性の資質だった。
「なあ、トオル。ハルキのこと、頼んでいいか?」
「なんで、おっさんがハルキのこと、頼むんだよ?」
「なんでって、俺はハルキの父親だ」
「だから言ってんだ。 おっさんはハルキじゃねえ 。ただの父親だ。
ハルキだって、自分の友達くらい、自分で決めんだろ」
相変わらずトオルは素振りを続けている。
筋力の土台が出来ているせいか、 かなりきれいなフォームになってきている。
「自分で決める」と言ったトオルの言葉が、 先程のハルキの言動と重なる。
「すこし、過保護だったか、俺は …… 」
ため息混じりに日高がつぶやく。
「おっさんは、うちの親父と正反対のタイプだから、よくわかんねえけど …… 」
素振りをやめると、トオルは日高に向かって、ニッと歯を見せて笑った。
「ちょっとくらいなら、きいてやってもいいぜ。おっさんの頼み!」

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