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         <第一部 : 光陵学園 中等部編>

         スポーツ科学者である父の転勤で、 主人公 ・ 真嶋トオルが転入したのは光陵学園中等部。

         テレビの電波も届かないような田舎で育ったトオルは、都会の学校に馴染めずいた。 

         中でも父の親友の息子である日高ハルキは、 会った時から何かと突っかかってくる。

         ハルキに対する競争心も手伝って、 ルールもろくに知らない状態でテニス部に入部したトオルは、

         そこで出会った個性豊かな先輩達を通じ、 次第にテニスの魅力に取り付かれていく。

         「なんど負けても勝つまでやれば、 それでいいじゃねえか!」

         度重なる惨敗にも負けず、 ライバル ・ ハルキを倒すことを目標にトレーニングを続ける主人公。

         そんな彼を温かく見守るクラスメートの奈緒。 

         彼女への恋心を自覚した矢先、 またも父の転勤でトオルはアメリカへ渡ることになった。

         ライバルのハルキを倒せず、レギュラーとして試合に出ることもなく、 彼女に告白もできず……

         多くの心残りを抱えたまま、 それでも前に進むこと考え、 渡米を決意する。

         目標とする先輩 ・ 唐沢と交わした「必ず、光陵へ帰る」という約束を握り締めて。





         <第二部 : アメリカ 留学編>

         アメリカの地元の中学に通い始めたトオルだが、新しく入ったテニス部でコーチから人種差別を受け、 すぐに退部してしまう。

         自宅の裏庭で一人練習を重ね、 皿洗いのアルバイトで日本へ帰る資金を貯める毎日。

         孤独な練習に耐えかねたトオルは、 バイト先で 『最強の男』 と呼ばれるジャンの噂を聞き、 危険を承知で会いに行く。

         ジャックストリート ・ コート ―― ジャンがリーダーを務めるそのコートは、街外れの危険区域に指定される場所にあった。    

         「オマエには行く場所はなくても、帰りたい場所はあるんじゃないのか?」

         光陵へ帰るための砦に使えと言われ、最強の男の下で修行を積むことにしたトオルは、劣悪な環境にも負けず

         目ざましい成長を遂げていく。

         そんなある日、敵対する他所のリーダーからの襲撃を受け、トオルを庇ったジャンが命を落としてしまう。

         亡きリーダーの誇りを守るために。そして、仲間のために。

         ジャンの跡を継ぎ新しいリーダになったトオルは再び夢に向かって前進し始める。

         約一年後、順調に貯金も増え、ストリートコートもようやく落ち着きを取り戻した頃、

         光陵学園から留学する部長の代わりとなる補充人員を探しているとの話が舞い込んできた。

         自分を大きく成長させてくれたアメリカに別れを告げ、トオルは帰国を決意した。

         多くの想いを残したままの光陵学園へ。





         <第三部 : 光陵学園 高等部編>

         ハルキとのライバル対決を制し、見事レギュラーの座を獲得したトオルへ唐沢から新たな目標を与えられる。

         「俺と一緒に頂点見に行かないか?」

         日本一を決めるインターハイ。 それも成田の抜けた穴を補いながら、優勝を狙うという大胆な目標を掲げ、

         新部長 ・ 唐沢率いる光陵テニス部は新たなスタートを切った。

         ところが試合中に起きた事故により、トオルは自分の中に眠っていたジャンを死に追いやったという自責の念が

         まだ心の奥底に傷跡として残っている事を知る。 

         百パーセント好きになれなくても、 テニスを好きな自分だけは認めてやろう。それだけは揺るがない真実だから。

         多くの先輩達の支えにより、その死を乗り越え、また自らも彼等の支えになる事で、過去の傷を強さにも優しさにも

         変えられる事を学んだトオルは、インターハイへ向けて走り出すのだった……



         

           





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